無線PAN
無線PANとは、パーソナルエリアネットワークの略で無線通信を利用して、数センチメートルから数メートルといった狭い範囲で、機器間を結ぶ通信ネットワークです。代表的なものにはBluetooth、 ZigBee、IrDA等があります。
種類
無線PANは、プロトコルによって、ZigBeeモジュール、XBeeモジュールなどのタイプがあります。
- XBeeモジュール
XBeeモジュールとは、無線を使用したデータ通信を行うモジュールです。Wi-FiやBluetoothと同じ2.4GHzの電波を用いて、独自のプロトコルでモジュール同士の通信を行います。
- ZigBeeモジュール
ZigBeeモジュールとは、国際的な通信規格であるZigBeeに対応した近距離無線通信用モジュールです。通信距離が短く転送速度も比較的低速ではありますが、安価で消費電力が小さい回路を実現できる点が特長です。
無線PANと無線LANの違い
無線PANは、機器のネットワークを構築し、プライベートワイヤレスネットワーク内で短距離の情報転送を行うように設計されています。一方、無線LANは、それよりも遠い距離(家庭、オフィスビル、学校など)での情報転送に使用されます。
用途
無線PANは、次のようなさまざまな用途で広く使用されています。
- 携帯電話
- スマートウォッチ
- パソコンとその周辺機器
- タブレット端末
- 携帯音楽プレーヤー
- イヤホン